ａｒｉｇａｔｏ 〜 ドライブの記憶 ? 〜
オーダーメイド・シーサー
だっこ米
ゲーム・サウンドトラック
うちの祖父が亡くなったのは、４年前。
まだ１年くらいしか経っていないみたい、思い出になっていないのかもしれません。
あれは、１９時ごろだったか。会社にいた私に母からメール。
「おじいちゃん、あぶないって。」
こんなときでもうちの犬を心配して、
車で行くと利かない母。
何故なら、うちのわんこ(リク)は新幹線に乗れない。
「リク、新幹線に無理やり乗せて最終の新幹線でいけばいいでしょ？！」
と言っても聞かない。。
母にとって、うちのリクもわが子も同じなのだろう。。
そーいえば、よく世間では、、”お姉ちゃんなんだから”というセリフを耳にするけれど、
私は一度も言われた記憶がないっけな。。うちは、妹のほうができがいいのに。
そんな母だから、うちの犬を家族のように
想っているのだろうと、しかたなく車で向かうことに了承した。
”危篤の祖父に会いに行く、４００km夜中のドライブ・・・”
車中、私自身も祖父が心配でたまらない。
今にも涙がこぼれてきそう。
でも母は体力的にも精神的にも私以上に厳しい心境のはず。。。
気丈な母は、厳しい表情を浮かべながらも、
運転手の心配をしてくれる。
仕事で疲れてるでしょ、と。
母に心配以外のことをさせてはいけない。
今、一番悲しむべき人は母であるべきなんだ。
私が泣いたら、母が泣けない。
運転は私がやらないと。絶対間に合わないといけない。
人生で初めて、神様に祈った瞬間。
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